Q あなたの性別は?
A 女性
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。
A 59歳
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。
A 肺転移
Q ステージはいくつでしたか?
A ステージⅣ
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?
A
Q オンコロジー受診以前にがんの治療をしていましたか?ありの場合は具体的にどんな治療でしたか?
A している。もとは直腸がん。2002年に手術し、手術後はUFTも飲んでいましたが、4年後に肺がん発見。
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?
A 放射線治療のみ。
Q オンコロジーの治療から何年経過しましたか?
最後の治療が2008年なので7年経過。
Q オンコロジーでの治療中や治療後に困ったことや不安に思ったことはありますか?
A 左肋骨5本骨折はヨガのせいのようですが、左胸部の感覚がマヒしていた。最近、ほとんどよくなった。
Q 治療後の経過観察はどのように過ごしてこられましたか? 何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。
A 特に何もしていませんでした。
Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこで、どのような治療を受けられましたか?
A あり。1年後に最初の肺転移の近くに2つ目の肺転移が出て、もう一度オンコロジーで照射しました。
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。
A なしです。
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがありましたら教えてください。
A 手術は合併症もあり、負担が大きいがそれがなかったこと。
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?
A とても大きく変わりました。
Q オンコロジーのスタッフへどうぞひとことお書きください。
A 大変お世話になりありがとうございました。特に櫻井さんの明るさがとてもよかったです。
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いている患者様は、当初はStageⅠの肺がんではないか、と考えて治療を行ったのですが、結局直腸がんの術後に肺転移がでたという診断に途中から変わりました。
1回目の治療を行ったのは2006年で、その部位の再発は認めておりませんが、2年後にすぐ近くに2ヶ所目の転移病巣がでて放射線治療を行っています。抗がん剤の治療は放射線治療後全く行っていませんが、2回目の放射線治療後7年間全く再発や転移を認めていません。
手術をした後は抗がん剤の内服薬を継続しておられましたが、肺に転移がでたという事実を考えると放射線治療を行ってからは抗がん剤を完全にやめてしまったことが転移が出なくなったというその後の良好な経過に貢献しているのではないかと思います。
恐らく世の中には無駄な抗がん剤を行っている為に再発や転移がでてしまっているという逆効果になっている患者様がたくさんいるのではないかと考えていますが、この患者様の例からは抗がん剤をやめることでリスクを下げることができるということがよくわかります。