3 肝転移(胃がん術後) 男性 56歳

 
Q あなたの性別は?

  A 男性
 
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

  A 56歳
 
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

  A 胃癌
 
Q ステージはいくつでしたか?

  初診時ステージⅢ
 
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

  A 二回目の手術の後、肝臓、胃のリンパ節
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?

  A あり。・胃の全摘手術、その前後に抗癌剤治療 ・胃上部切除部分再発で二度目の手術
 
Q それは効いていましたか?

  A 手術前抗癌剤は効いた
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

  A 放射線治療のみ。
 
Q 平成28年現在、オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

  A 5年。平成22年9月~平成27年9月
 
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

  A ・胃の全摘のため食事摂取が困難であったこと ・背中放射線治療の痕が残り少しもりあがった。かゆみあり。
 
Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。

  A CT、PET検査は定期的に行っていた。抗癌剤はしていない。
 
Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこでどのような治療を受けられましたか?

  A なし。オンコロジーで治療後は再発転移はなし。
 
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがあったらお書きください。

  A 全面的に治療を引き受けて下さって感謝しております。不安のない日々を送ることが出来ました。
 
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

  A 癌になったことで人生の決断がきちっと出来たり、限りある時間を有意義に考えることが出来た。
 
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

  A 植松先生、技師のみなさん、看護師さん、受付の方々、癌患者の力となって下さり感謝申し上げます。
 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は、胃がんの手術を受けた後に、局所再発と肝転移が出て当方を受診された患者様です。
 元々、局所進行胃がんであったため抗がん剤の治療をしっかり行い、その後手術を受けられ、術後も抗がん剤の治療をされていましたが、肝臓に多発転移、局所近傍のリンパ節にも転移が出て、その後当方を受診されました。
 放射線治療を局所近傍のリンパ節及び肝転移の部位に対して行い、その後は抗がん剤の治療を一切行わずに5年以上再発、転移なく経過されました。胃がんの術後で十分食事ができないため、時々栄養補給の目的で病院で点滴を受けておられ、それがきっかけとなって全身に菌がまわって亡くなってしまわれましたが、抗がん剤を止めて放射線を行ってから、5年以上再発・転移無く経過されていました。これも、世の中の標準治療を行っていたのではあり得ない経過ですが、当方の患者様には時々このような方がいらっしゃいます。