Q あなたの性別は?
A 女性
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。
A 60歳
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。
A 乳癌
Q ステージはいくつでしたか?
A StageⅢC T2N3M0
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?
A 腋窩及び鎖骨リンパ節
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?
A なし
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?
A 放射線治療のみ
Q オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?
A 5年経ちました
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?
A 左側の乳癌だった為に肩から痺れ、麻痺があります。
Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?
何かしらの補助療法を行なっていたら教えてください。
A 私は食事を重視して乳製品、肉類は取らないようにオーガニックを常に取るように気を付けました。
Q 再発や転移はありましたか?
A なし
Q オンコロジーで治療を受けて、よかったことがあったらお書きください。
A 乳房があるので温泉にも入ることが良かったかな、手術していたらちょっと気になると思っています。
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?
A 別にないですけど運動して自分を見直せました。
Q オンコロジーのスタッフへどうぞひとことお書きください。
A みんな暖かい人たちでありがたいです。
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は平成25年1月に当方を初診された左乳癌T3N3M0 stageⅢCの方です。腋窩リンパ節だけでなく鎖骨周囲のリンパ節まで転移が認められていたためstageは3Cということになります。原発巣も5cm程と大きいものでした。このような方の場合まず抗癌剤治療なしで治療を進めるということは、日本中ほとんど全ての病院で考えられない、と言われてしまうと思いますが、患者さんが抗癌剤の治療を強く拒否しておられましたので放射線治療のみを行ないました。ちなみにHer2も3+でしたので、一般の病院ではハーセプチンの治療も必ず行なわれていただろうと思われます。
しかし、実際には放射線治療のみで元々の病巣が全てコントロールされ、その後5年余りどこにも再発転移を認めておりません。
このように局所進行乳癌に対して放射線治療のみを行なって良好な経過が得られる、と考えている医師はおそらく日本に一人もいないと思いますが、この方の場合は間違いなくそのような経過をたどっています。