88. 乳がん ステージⅡb 51歳 女性

Q あなたの性別は?

A 女性

Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

A 51歳

Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

A 左側浸潤性乳管癌

Q ステージはいくつでしたか?

A はっきりと言われてなかったのですが、自覚して2,3cmの大きさがありリンパへの転移もあったのでステージⅡBくらいだと思います。
 
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

A  リンパ節転移
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?

A あり。化学療法(手術前の)を5カ月間行いました
 
Q それは効いていましたか?

A ハーセプチンはよく効き、縮小しました。
これから手術という段階になって、このまま受けるべきかもっとほかの治療はないのかと考えるようになりました。

 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

A 放射線治療のみ
 
Q オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

A 5年です。
 
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

A 特にありません。治療中は毎日10分~15分放射線をするだけで痛くもなく楽で、こんな楽でいいのかと思うくらいでした。
 
Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?
何かしらの補助療法を行なっていたら教えてください。

A 以前と同じように過ごすことができています。
食事を意識して、魚、野菜中心に食べています。
スロージューサーで野菜ジュースを飲んでいます。

 
Q 再発や転移はありましたか?

A なし
 
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

A 不安はこれからも一生あるだろうけれど、これはみんな同じ。
日々感謝して過ごしていきたいです。

 
Q オンコロジーで治療を受けて、よかったことがあったらお書きください。

A メスを入れることなく、治療できて本当に良かったです。リンパ節まで手術する予定でしたが、リンパ浮腫の心配、そして何より手術後のハーセプチン投与、ホルモン剤を飲む(5年間)身体の負担を考えると植松先生に出会えてよかったです。術後のハーセプチン投与には疑問を持つようになり、以前の病院では当たり前のように言われました。

 

Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

A 良い転機になりました。今までを振り返り反省し、新たな思いを考える機会を与えられたようです。
植松先生の術後の化学療法はしてもしなくても再発率は同じ。必要ないとの言葉にはっきりと私の疑問が解けました。ベルトコンベアーに乗せられているような治療でなくその人、その人の状態にあった治療が必要だと思いました。過剰投与かもしれない。効く薬があれば必要な時に取っておけばよいとの言葉が響きました。

 
Q オンコロジーのスタッフへどうぞひとことお書きください。

A いつも笑顔でやさしい言葉で待合室はホテルのロビーにいるようです。治療中も毎日お会いして鹿児島の天気の事やランチのお店なども教えてもらい、快適に過ごすことができました。ありがたかったです。

 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は、平成25年8月に当方を初診された左乳癌T2N1M0 StageⅡbの患者様で放射線治療のみを当方では行いました。当方を受診される前にHER2タイプの乳癌ということで、ハーセプチンの治療を受けておられ、縮小効果はありましたが残存腫瘍もあきらかでした。当方を受診して以降は薬物療法を一切行っていませんが順調に5年以上経過しています。