岸田内閣が組閣された途端に行われた衆議院総選挙が終わり三日目をむかえました。
その結果を様々なメデイアが評論していますが、正鵠を射たと感じるものがありません。
1日の羽鳥慎一モーニングショー以外にれいわ新選組を報道したものに出会っていないからかもしれません。
とりあえず、れいわ新選組が比例代表で3名当選したことは本当に良かったと思いますが、選挙戦を見つめていた者として、
本来の実力が発揮できていれば5議席獲得できるほどの底力を備えていたことに驚きました。
1年半にわたってマスコミに無視され続けた経緯や選挙中の不遇な扱いを知っていたからです。
おそらく、一度でもれいわ新選組の理念や方向性に触れ感動した者は二度と他の政党を支持する気持ちに
なれないのではないでしょうか。すべての国民の幸福と安全を目指しているのが明確に伝わる政治理念です。
だからマスコミが無視しても支持者が減らなかったのです。ブームではなかったのです。
今後は、れいわ新選組に対して、少なくとも公共放送であるNHKは公正な扱いをせざるを得ませんし、
国会での山本太郎さんの質疑応答を目にすれば、まともな理性を持った人なら、きっと感じるところがあり、
支持者が増えていくと思います。
他党の政治家の中にも山本太郎さんの支持者は実は大勢いるようですので、そのような人たちがれいわ新選組に合流してくれたら、
政権交代の日も近づくように思います。これからも、しっかりと応援したいという思いを強くしています。
一方、維新が大阪を中心に議席を増やし、比例でも躍進したことには恐怖を覚えました。彼らこそ自民以上の新自由主義の権化。
人口当りのコロナ死亡者が最多なのは大阪で、その原因は維新によって大阪の保健所や病院が減らされてきたことにあるからです。
大阪の人はなぜ気づかないのか不思議です。
維新に限らず、小さな自治体、小さな政府を目指す政党が力を持つと国民は、特に弱者は、無惨に切り捨てられてしまいます。
自治体を小さくする際に、民間へ事業移譲が必要で、そこに企業との癒着が生まれ、市民ではなく企業が優先される仕組みが
できてしまうからです。昨年一度だけ配られた10万円の給付金、届くのが日本で一番遅かったのが大阪です。
自治体の行政機能を減らしタチの悪い民営化を進めてしまった結果です。
多少は政治に関心を持っていても、まだまだ世の中には知らないことが多いものです。
今まで立憲民主党の小川淳也さんを、山本太郎さんのような国民に寄り添う素晴らしい方だと勘違いしていました。
残念ながら維新を認めているようです。本当にがっかりです。
政治活動をするためには企業や組織の後ろ盾があった方がやりやすいに決まっています。
しかし、ひとたび後ろ盾に頼ってしまうと、そこには依怙贔屓と癒着が生まれます。
だから、すべての国民、庶民以外に後ろ盾を持たずに政治を進めて行くれいわ新選組のような集団にしか国民のための政治はできないのです。
山本太郎さんは、私にとって初めて出会った、国民のための本物の政治家です。是非応援してあげてください。
山本太郎さん以外に日本の窮状を救える政治家はいないと思っています。
2021年11月3日 植松 稔