Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。
A 63歳
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。
A 乳がん
Q ステージはいくつでしたか?
A ステージⅢa T3N1Mo
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?
A あり。 リンパ節
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?
A 放射線治療と薬剤も少し使った。
Q 平成27年現在、オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?
A 5年。
Q オンコロジーでの治療中や治療後に困ったことや不安に思ったことはありますか?
A 治療部の硬化
Q 治療後の経過観察はどのように過ごしてこられましたか? 何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。
A 定期的なPET検査。
Q 再発や転移はありましたか?
A あり。1年半後に肋骨に1か所転移して、そこも放射線治療で消えました。また乳がんとは別に新たに大腸がんがH27年6月に見つけられ、7月に手術(腹腔鏡)を受けた。
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。
A 再発・転移の不安は常にある。
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがありましたら教えてください。
A 手術の恐怖もなく、乳房もそのままなのでとても良かったと思う。
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?
A 発病を境に常に健康の不安があり、食事も十分気を付けているので積極的な気持ちを持てるようにしたい。
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。
A 1ヶ月の治療中、いつも話を聞いて慰めてもらって心強い思いでした。感謝しています。
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は、右乳がんで5cmを超える大きな原発巣と小さなリンパ節転移が1つあり、Stage3aの状態でした。
ハーセプチンが効果を上げるタイプでしたので、治療の際には放射線治療だけでなくハーセプチンの点滴も併用する形で治療を行い、放射線治療後は薬物療法は一切行っていません。
原発巣とリンパ節転移に再発はありませんが、1年半後に肋骨に1か所だけ転移が出て、そこも放射線治療でコントロールしています。
肋骨の転移からすでに3年半経過していますが、それ以降は定期的なPET-CTの所見でも再発・転移の所見は認められておりません。
PET-CTでは指摘されませんでしたが、大腸の内視鏡で小さな大腸がんが見つかり、腹腔鏡の手術を受けそれも問題なく経過しているようです。
ハーセプチンを使っても肋骨転移の予防にならなかったことと、その後は薬物療法を行っていないのに新たな転移がでていないことが印象的です。