26 乳がん ステージⅡb 女性 45歳

 
Q あなたの性別は?

  A 女性
 
 
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

  A 45歳
 
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

  A 乳がん
 
Q ステージはいくつでしたか?

  A ステージⅡb期
 
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

  A リンパ節
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?

  A なし
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

  A 放射線治療のみ
 
Q 平成28年現在、オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

  A 7年
 
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

  A ・左腕全体の神経痛 ・リンパ浮腫 ・皮膚がケロイド状で出血する
・肋骨 左すべての骨折 ・就業が以前の様に出来なくなった

 
Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。

  A 針治療
 
Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこでどのような治療を受けられましたか?

  A なし。
 
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っているもとや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

  A 今だに神経痛が続いている。皮膚がケロイド状でまだ出血する。リンパ浮腫が進まないか不安。
 
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがあったらお書きください。

  A 母の為になった事、色々な方と親交をもてました。ありがとうございます。
 
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

  A 色々。体が痛くて長く生きる事が少し”つらい”と思い出しました。死後の世界が本来の世界かとも思えてきました。
 
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

  A 植松先生をはじめ皆さま、お体を大切に元気でいらしていただきたいです。いつも有難うございます。
 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者さまは7年前にStage2Bの乳がんで放射線治療を受けていただいた患者さまです。リンパ節転移がかなり鎖骨に近いレベルにまで及んでいたため、治療後腕にしびれや疼痛などの副作用が出てしまい、それが長く続いている患者さまです。リンパ節転移の部位がもう少し下の方であればこのような症状はまず起きないのですが、肩から腕に向かう神経に近い部位のリンパ節を治療する必要がある患者さまの場合には時々起きる副作用です。
また、抗がん剤を使わず放射線だけで処置をしたにもかかわらず皮膚がケロイド状になっている状態が続きこれも患者さまの皮膚の特殊性が絡んでいると思いますが、怪我をした時にケロイド状になりやすい方となりにくい方がいることとある意味共通する部分があるのかもしれません。乳がんに関しましては放射線治療でご病気が消失し7年間再発・転移を認めておりません。