Q あなたの性別は?
A 女性
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。
A 54歳
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。
A 乳癌
Q ステージはいくつでしたか?
A Ⅲに近いⅡ
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?
A リンパ節に多発
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?
A あり。3ヶ月ほどの抗がん剤数種類の試し後ホルモン治療約5年
Q それは効いていましたか?
A ほとんど効いていなかった
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?
A 薬剤も少し使った
Q オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?
A 5年
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?
A しこりがなかなか小さくなっていかないので、常に治っていくのかどうかの不安はある
Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。
A 食事や運動に気を付けゆったりした気持ちで過ごすように心がけている
Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこで、どのような治療を受けられましたか?
A あり。同じ乳房、放射線
Q それは効きましたか?
A 受けたばかりなので不明
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。
A 3年ほどで再発しているので今後も続くのか不安
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがあったらお書きください。
A 楽しい闘病でした。病院のベッドに横たわることもなく、体力が弱ることもなく治療後はすぐに通常の生活に戻れた
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?
A 年齢的なこともあるかと思いますが「死」に対して恐れが少なくなってきた
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。
A 事務の方々の手際のよいことに的確なことに感謝しています
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は平成24年2月に診断のついた左乳癌T2N1M0 StageⅡbの患者様で、もう少し癌が大きかったり、リンパ節転移の数が多ければStageⅢになる一歩手前の状態でした。
最初の病院で標準的な抗癌剤治療としてAC療法やタキソテール治療を受けておられましたが、ほとんど腫瘍の縮小は認められていませんでした。平成24年の9月に当方を初診され、手術の代わりに放射線治療を受けられ今日に至っておりますが、左の乳腺の中の別の部位に平成27年の1月、平成28年3月、平成29年の1月と3回程乳房内に再発をしております。最初の乳癌の位置とはそれぞれ微妙にずれている場所なのですが、予防的に当てた放射線の治療だけでは乳房内再発の本当の予防にはなっておらず、なんどか放射線治療を繰り返しながら今日に至っております。
もっと乳腺が小さい方でしたら、切除してしまった方が安全で確実か、という考えで乳房内再発に対して手術をしてもらった患者様もごく少数いらっしゃるのですが、この方の場合は放射線治療を繰り返すことで今日に至っています。
幸い遠隔転移やリンパ節転移の再発は認めておらず、生命にかかわるような病気の繰り返し方はしていません。これからもPET-CTの検査を繰り返しながら全身の検査を行ないながら全身のフォローアップを続けていくことになります。