63 乳がん ステージ4 44歳 女性

Q あなたの性別は?

A 女性

Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

A 44歳

Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

A 乳癌

Q ステージはいくつでしたか?

A T3N1M1 stageⅣ

Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

A 両側の脇の下のリンパ節

Q オンコロジー受診以前のがん治療は?

A あり
 
Q ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?

A ホルモン療法
 
 
Q それは効いていましたか?

A 不明(しこりの大きさに変化なし)
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

A 薬剤も少し使った

Q オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

A 5年
 
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

A 治療が始まって2週間ぐらいから食欲不振

Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?
何かしらの補助療法を行なっていたら教えてください。

A いたって普通に過ごしました。
 
Q 再発や転移はありましたか?

A なし
 

Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

A フォローアップのPET検査の度、転移・再発があったらどうしようと不安になります。
 
Q オンコロジーで治療を受けて、よかったことがあったらお書きください。

A 治療費が高額なこと以外はすべて良かった!!
切らずに済んだ。抗がん剤漬けにならずに済んだ。治療中、鹿児島観光を楽しんだり長期休暇でゆっくり出来た。

 

Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

A ありました。今まで何とも思っていなかったことがどんなに幸せなことだったか実感。人生いつ何が起こるか分からない。今できることは今やるという姿勢に。また何が自分にとって大切か知った。

Q オンコロジーのスタッフへどうぞひとことお書きください。

A 皆様のおかげでガンになる前と何も変わらず普通に生活することが出来ています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんのガン患者さんの望みの綱としてこれからも頑張って下さい!!

<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は平成25年4月に当方を初診された左乳癌の方ですが、
当方を初診する1年前に関東地方のがんセンターで乳癌の診断がつきホルモン療法を受けておられました。当初はT2N1M0でstageⅡbの診断になっていましたが、当方を受診された時点でPET-CTの検査を行なってみるとT3N1と原発巣が大きくなっている状態で、更に対側の右側の腋窩リンパ節にも陽性所見が認められていました。
ただこの時点ではPET-CTの所見である右腋窩リンパ節を転移とするかどうか微妙でしたので、とりあえずは何かしらの炎症性の所見の可能性もあると考え、この部位には放射線治療を行なわずに左側の乳房内の多発病変とリンパ節転移に放射線治療を行ない、数ヵ月後に経過観察のPET-CTを撮りました。するとこれら左側の病巣が全て消えているのに右の腋窩リンパ節は増大していることがわかり、この時点でこちらも乳癌の転移と考えて放射線治療を行ないました。対側リンパ節の転移が陽性でstageⅣということになります。

当方で放射線治療を行なっている間のみごく少量の薬物療法を追加していますが、放射線治療後には薬物療法は何も行なわずに経過を診ておりちょうど5年になったところです。